ハルビン 3 日目 (12/30)

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3 日目は本格的にハルビン観光。目標は東北虎林園 (沢山の虎が放し飼いになっている) と、氷雪大世界 (氷祭りの会場) 。

我々がハルビンに取った (正確には D 女史に取って貰った) 宿も朝食付きでして、北京の時とは違い、どれもこれも大変美味でございました。

さて昨日でタクシーに懲りた我々は、今日はバスを駆使する事に決め、フロントのお姉ちゃんにバス停の場所を聞き外出。満員のバスに乗車し何とかハルビン駅まで到着。このバスがまた寒くてね、車内に温度計が付いてたんだけど、こんなにギュウギュウに人が乗ってるのに、氷点下 10 度位なのですよ。手すりの金属部分に掴まると、手がギンギンに冷たくなっちゃう。だから、手すりにはゴムが巻いてある部分があって、頑張って人を押しのけそこに掴まるのです。

因みに、バス代は 1 元。たったの 1 元ですよ奥さん。

ハルビン駅では D 女史が機転を利かせ、キオスク的な店でバス路線図付きの地図 (とライター) を購入。経験者はご存知でしょうが、中国のバスは行き先と経路が大変が分かり難く、現地の人も良く知らないまま乗っている位なので、これで安心度が格段に上がりました。

ところで、虎林園や氷雪大世界へはどこかで松花江を渡る必要があるのですが、我々は中央大街の端から出ているケーブルリフトを利用する事にしました。という事で、どうにかしてハルビン駅から中央大街へ移動しなければなりません。

寒空の中 (この日も氷点下 20 度近くあった) で今買ったばかりの地図を広げてみたもののこれが苦痛でして、また朝食を食べたばかりでまだ元気だった事もあり、かなり安直に「歩く」と決断。昨晩は諦めた巨大な跨線橋を渡り、例の超市を通り過ぎ、もうそろそろで中央大街という位置に在る児童電影院で限界を感じ始め、先の決断が安直に過ぎた事を反省。中央大街に着いた頃にはもう 11 時になっていて、通りの入り口にあったケンタッキーフライドチキンで早めの昼食休憩 (=暖を取るという生命維持活動) 。ケンタッキーは結構高くて、 1 セット大体 30 〜 40 元位します。

店を出た後は中央大街を一路松花江へ向かい、そこからは川沿いに雪上馬車を横目に西へ、程なくリフト乗り場へ。ここの正式名称は「松花江索道」と言って、チケットは大人 1 枚 30 元です。勿論リフトの中に暖房は無いので、乗っている間はクソ寒く、また凍った川の上を移動しているので景色も単調でした。リフト乗り場の建物は起点も終点も廃墟みたいで、利用客も殆ど無く、ありゃ潰れそうな感じでした。

で、このチケットにはどういうわけか無料ドリンク券なるものが着いており、終点の建物の一階で暖かい甘いお茶 (あんまり美味しくない) が貰えます。そこのおばさんが「ここから観光タクシーを 120 元で呼べるけど、どうだ ? 虎見て、川魚でも食べて、氷祭り行けるよ」等と言うので、川魚は食いたく無いと思いつつも (ケンタッキー行ったばっかりだし) 、タクシーを捕まえる苦労を考えれば安いと思いこの話に載る事にしました。

実は、これでフラグ立っちゃったんだよねえ…。

さて、東北虎林園までは結構遠くて、観光タクシー頼んで正解だったと (この時は) 思いましたね。司機が、チケット買う所から園内バス乗り場の案内までしてくれましたし。園内はマイクロバスに乗り込み移動するのですが、本当に沢山の虎が居ます。そして近い ! だけれども、マイクロバスの窓が凍り付いてしまって席からはよく見えず、僕は運転席の横まで出張っていってフロントから写真撮ってました。また、舗装路ではないのでバスは揺れまくり、カミさんは車酔いでダウン。

ところでこのマイクロバス、司機のおっちゃんが、虎を呼び寄せる為に窓全開にして口笛吹きまくっていました。あれ大丈夫なんですかねえ、虎が乗り込んで来ないのか心配でしたけど。

虎が終わってタクシーに戻った我々、やはり腹は減ってないので「川魚は入らない」と一応主張したのだけれども、司機は「まだ氷祭りには早いから食べて行け」みたいに勧めるので、これはきっと川魚屋と結託してバックマージン貰っているんだろうなー、と邪推しつつ仕方無く川魚屋へ。

川魚屋の店内には小汚い水が入っている豆タイル張りで湯船の様な生け簀があり、その中に結構大きい (30 〜 50cm 級) 川魚が泳いでいました。また生け簀の外側には、小さめの蛙や、小さい蟹等が種類別にバケツの中に入っていました。

店に入るや否や、おばちゃんが「魚を選べ」というので 15cm 位の小さなのを選んだのですが、「小さ過ぎる」とか言って選ばせてくれない。我々は「腹が減ってない」と主張するもダメだって言われて埒明かないから、仕方無いく僕が選ぶ事になり、大きい中でも小さめの (日本語変だな) 魚を指さした所、おばちゃんがさっとそれをすくうと速攻で棍棒を取り出し、魚の頭を滅多打ちにして殺し、秤へ載せ「 4kg だからね」と。どうやら目方で値段が変わる様だったので、だから小さい魚は嫌だったんだなー、と納得。

つうかね、この時点で我々、大きな見落としをしてたんですね。菜単を見てなかったのですよ。「これはぼられそうだなー」とはちょっと思ったのですが、誰も何も言わなかったので「まあそんなもんなのかね」と勝手に納得してしまったのでした。今思えば迂闊だったですねえ。

で 2 階に上がってあまり綺麗とは言えない個室通され、鍋がセットされ、魚や野菜が運び込まれ、仕込みが始まりました。結構な時間 (30 分位かしら) 蓋をして煮込む必要があるらしく、その間は店内の猫を観察したり、雑談をしたりして待ちました。この時僕はふと、幾らすんだろうね ? なんて話題を出し D 女史がそばの服務員に聞いてくれたのですが「私は分からない」と言われ、まあ高そうだねー、という話をしたりしておりました。

鍋が煮えまあ食べたのですが、川魚自体はそれほど旨い物でも無く、まあ食えなくも無く、みたいな微妙な感じで、一緒に入っていたキクラゲや白菜、豆腐の方がむしろまだ美味しかったです。

さて食後に店を出ようと会計を頼んだ我々、値段聞いたら 670 元と聞こえたので「やはり高ぇな」と日本語で呟きつつお金を渡したら、服務員が「違う違う 1670 元だ」と。いやいやいやいや、ぼったくり方がヒト桁違いました。そりゃ高過ぎだろう ! カミさんと D 女史に聞いたら一応まあ、全額払える位の金は持ってるという事だったので、ゴネる事に決めて 1 階に降り、さっきのおばちゃんの所へ。

このおばちゃんがナカナカ手強く、「寒い中、外で魚を捕ってきたのだから負けられない」だとか、「今は老板が居ないから交渉には応じない」とか (僕は十中八九このおばちゃんが老板だと思っているのだけれども) 、「他の客はお前等より高いが払って帰った」だとか、色々言ってました。こっちも D 女史とカミさんで「カード無いから (これは嘘なんだけど) すぐには払えない」だとか、「学生なのにこんなに大金払えるか」等と言ってはみたものの、あまり上手には交渉できず。

そうこうしていたら別のおばちゃんが出てきて「領収書無しなら 1500 元にする」というので、僕はそれでいいんじゃない ? という事で決着。タクシーに戻ると司機、ガム勧めてきたり、話しかけてきたり、何かを察したか ? 全くもう…。そのまま氷雪大世界の会場で降ろして貰い、こちらは約束通り 120 元の払いで終了。

いやーしかし、一人 500 元かー、他の客は黙って払っていったのかしらね、少々気になりますが。上海ならカラオケで小姐と飲める位の金額ですな。今までこの手は食らったことが無かったので、勉強料だと思う事にしました。このガッツキっぷり、恐るべしハルビン。

2017-Feb-6 追記 : 7 年後にもう一度この場所を Google Maps で調べてみたのだけれども (→大体このバス停から南の方へ入ったあたり) 、再開発が進んじゃっててもう無くなっちゃったみたい。昔の Google Maps なら航空写真から確認できたのだが……

さて氷雪大世界、なんとチケットは大人 1 枚 200 元もします。川魚の後なんで特に「高ぇー、ここでも取るか ! 」等と思いましたが、中に入ってみればそこは大変見事でして、この見事っぷりは、写真だとか文章では伝えられないですわ。 200 元だったら安いな、と思い直しました。

会場からはバスを乗り継いでハルビン駅まで。カミさんの留学先にはマクドナルドが無いという事だったので、そこへ寄りコーヒーを飲みました。でもね、このコーヒーがバニラコーヒーとかいうヤツでして、甘いの甘くないの。ごく普通のコーヒーを期待していた僕には残念でした。

更に宿へ帰るバスでは、うっかり降りるバス停を間違えてしまい、道に迷ってしまいました。もう周りは真っ暗で人通りも少ない中、偶然開いている水果屋を見つけて中の兄ちゃんに道を聞いたのですが、この兄ちゃんが大変良い人でした。寒いから店入れと言ってくれたり、帰り方を地図上でなぞって教えてくれたり。川魚屋でササクレ立っていた我々は大いに和みました。

水果屋の兄ちゃんのお陰で無事に戻って来れた我々、宿の近所にあった超市でお菓子やビール等を買い込み、部屋に集まってテレビを見ながら飲んでました。悔しいけど川魚のせいでお腹は減ってないし、まあ仕方無いですな。

ハルビン 2 日目にして、もう山場を迎えてしまいました。でも今回、山場はもう 1 回あるのですよ…。

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Yusuke Dada K.
Yusuke Dada K.
台湾の現地企業で主に組み込みソフトウエアの研究開発をしている日本人です。我人是個日本人,負責軟體的研究開發。在臺灣的科技公司工作。

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