以前からハウツー本というのが肌に合わず、でもその理由は未だわからず、従って「今度の本は大丈夫 (最後まで読める) なんじゃないか?」等と甘い夢を見てたまに買ってしまうのです。で、今回も一時帰国の折に買ってしまったのがこちら、『武器としての交渉思考』、結果は惨敗、 30 頁でダウン、既に机の上で重し代わりになってしまっています。
敗因を書いておきます。
もともと僕は相当にあまのじゃくな上に人は信用していない質ので、ハウツー本に対しては必ず「そんなに良い方法だっていうんだったら、それを人に教えちゃったら著者のアドバンテージが無くなっちゃって、著者さん困るんじゃないの?それなのにどうして本なんかで軽々と人 (それも見た事も該った事も無い人) に教えちゃうの?」という事を真っ先に思い付いてしまう。しかし今回は少しうっかりして、そういう思いに至る前に、すんでの差で、多分 1 秒ぐらいの差で、手に取っちゃったんです。
裏表紙の著者紹介の所を冒頭の部分を引用しますと、こんな感じになっているわけです。
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ここでネタアンテナが反応してしまったんです。この人は何故、「東京大学法学部を卒業後、同大学助手を経て、マッキンゼーへ」って書かなかったんだろう?というね。ここで興味持っちゃったの、加藤嘉一と同じにおいがしたの、怖い物見たさだったの。そして空港の中の、出国した後の本屋で見つけちゃったのも悪い条件だったわけで、ちょっと荷物もあったり、やや急ぎ気味だったし、ロクに中身を確認しないで買ってしまったの。
結果、貴重な日本円 860 円がドブに。やっぱり僕にはこの手合いの本は無理だったんですな、勿体ない…なので、もしこの本を欲しい方がいらっしゃれば送料実費で譲ります。