去年から注視している李小牧氏から加藤嘉一氏への苦言の件ですが (→こことかここ) 、あれから 1 年以上経った今、再びニューズウィークへ李小牧氏が新たなコラムを掲載しましたね (→日本メディアに叩かれた加藤嘉一君への2通目の手紙) 。先日の記事 (→これ) で触れました加藤嘉一氏の近況へ、追い打ちをかけるかの如くの内容となっております。
しかしながら、これまでの一連の流れと今回のコラムから察するにつけ、これは加藤嘉一氏本人の振る舞いが招いた結果であろうとも思うわけでして、さしづめ「有名になっちゃうと大変ねえ」というね。中国在住の日本人ってこんな感じの人多い気がするのですが、無名であれば何をやろうが (たとえそれが倫理的に問題があるにせよ) お構い無しですからね。
唯一勿体無いなあと思う事は、折角こんなにおいしいポジション (共産党に適当に利用されたが無用となり捨てられた経験を持つ留学生) を獲得した加藤嘉一氏が、その意味を勘違いしていそうな点。
具体的には、利用され捨てられた経験をバネに次の一手を打つのが妥当だと思うのですが、どうも今の彼は、利用された事も捨てられた事も無かった事にして箔のある今の内に更に虚構を積み重ねようとしているように見えますな。「どうせ日本ではバレないだろうから」って思ってるんだとしたら、それは甘いんじゃねえのというね。
加藤嘉一氏の新しい消息を、期待しつつ待つことにしましょう。