色々な Wiki を使っていたので (今でも自分用に MoinMoin Wiki は使ってる) 、 Markdown のような書式記法には既に親しんでおり、今回は Markdown で書いたテキストファイルを pandoc コマンドで HTML 化したい。
画像の埋め込みは Markdown ではこんな感じに書く。
 |
この時、「 ] 」と「 ( 」の間にスペースを入れるとうまく出ない (これにハマったので) 。また画像のアドレスはディスク上のものでも (E.g. /path/to/your/image.png) HTTP でアクセスできるものでも (E.g. http://path.domain/image.png) どちらも受付可、そして相対アドレスも可 (E.g. relative/path/to/image.png) 。
次、 Markdown の中に TeX 形式で数式を書いておけば、 HTML 化すると大変キレイに見える。書き方はこんなふうに (Wiki Pedia の Mathematical Markup Language の例から引用) 。
$$x = frac{-b pm sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}$$ |
ここで数式を 1 つのダラー (E.G. $数式$) で囲むとインライン展開、 2 つダラー (E.G. $$数式$$) で囲むと独立行に展開される。
他の Markdown 書式は各種サイトをあたって欲しい。難しくないから。
最後に pandoc のコマンドラインについて。 Markdown の入力ファイルを INPUT.md 、 HTML の出力ファイルを OUTPUT.html とすれば、だいたい以下のようになる。
pandoc -t html5 --standalone --self-contained --mathml INPUT.md -o OUTPUT.html |
出力タイプ指定の「 -t html5 」は好みで。数学記法のサポートは「 –mathml 」で追加している。「 –self-contained 」を指定すると画像ファイルを HTMLソースに取り込んでくれるので配布が簡単になる (当然その分サイズが増加する) 。