しばらく放置していた Raspberry Pi B+ 、新しい Raspbian のイメージが出ているのを機にひっぱり出して遊んでみた。今回は画面出力が無い状態で mplayer を使って USB DAC から音を出す。
準備は以下の通り。
- ここ (→ https://www.raspberrypi.org/downloads/raspbian/ ) から Raspbian Jessie Lite をダウンロードして SD カードを作り、ひととおり一般的な設定は終えておく。
- 次に「 apt-get install mplayer 」で mplayer をインストール。
- そして USB DAC を USB ポートへ挿す。
ここで何も考えずに動画ファイルを再生すると、コンソールが乱れて大変なことになる。
$ mplayer sample_movie.mp4 |
Ctrl-C で止めて、とりあえず mplayer のオプション (-vo null) でビデオ出力を捨てる。
$ mplayer -vo null sample_movie.mp4 |
そして音が出ない。どうやら音声出力先を指定しないといけないようだ。色々頑張って探す。
$ aplay -l |
$ cat /proc/asound/cards |
これらの情報から、お目当ての USB DAC は Card=1, Device=0 と分かる。これを mplayer に音声出力先を教える。
$ mplayer -vo null -ao alsa:device=hw=1.0 sample_movie.mp4 |
これで無事、 USB DAC から音が出てきた。 もしここまでやっても音が出ない場合は、ボリュームは適切か、 USB DAC が認識されているか、 alsamixer か何かで確認せよ。
お好みで、音声コーデックの強制 (-afm codec ) なんかを設定しても良い。